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青函DC誘客に効果 イベント入り込み何と40万人増

2016.12.22

青函DCの実施結果を発表した(左から)綿貫、菊地、大内、三村、若井、三戸部の各氏

青函DCの実施結果を発表した(左から)綿貫、菊地、大内、三村、若井、三戸部の各氏

 7~9月の「青森県・函館デスティネーションキャンペーン(青函DC)」について、県、北海道、JRの関係者が、県庁で記者会見を開き、実施結果を発表した。期間中、青函地域で行われたイベントや観光施設の入り込み客数は前年より5~10%増加。新幹線、航空、フェリーなどの交通機関も前年実績をほぼ上回り、人の動きが活発になったことを裏付けた。DC推進委員会の若井敬一郎会長(県商工会議所連合会会長)は「開催効果は高かった」と総括した。
 入り込み客数は推進委が各機関・施設から聞き取った。夏祭りを含む52イベントには延べ823万8千人が集まり、前年を40万4千人(5.2%)上回った。本県・道南71施設の入り込み客数は、前年比56万9千人(10.4%)増の延べ604万3千人だった。
 JRのまとめによると、東北新幹線・八戸-盛岡間は前年比17%増の200万4千人が利用。北海道新幹線・新青森-新函館北斗間は、在来線だった前年と比べ68%増の78万人だった。
 JR東日本の旅行商品「びゅう」では、本県・道南方面に前年比31%増の約8万3千人を送客。JR北海道の旅行商品「ツインクル」の送客数も、同10%増の約1万1千人に上った。
 青森と東京、名古屋、大阪を結ぶ航空路線は前年比9.5%増、函館発着の航空路線は同12.2%減。函館-青森・大間のフェリーは同0.4%増だった。
 記者会見には若井会長のほか、三村申吾知事、道渡島総合振興局の三戸部正行局長、JR東日本の大内敦盛岡支社長、菊地正秋田支社長、JR北海道の綿貫泰之函館支社長が出席した。
 三村知事は青函地域の行政、民間、金融機関、経済団体がそれぞれの所管区域を越えて取り組みを進めた-とし、「観光にとどまらず、交流圏、経済圏に向かっていくことが確認できた」と強調。来年7~9月のアフターDCを見据え、大内支社長は「青森県と函館が一つの観光エリアとして定着するよう、地域と一緒に、観光資源をさらに磨き上げたい」と語った。
 一方、入り込み状況を地域別に見た場合、本県が2~3%増だったのに対し、道南地域は30~93%増と大きな伸びを見せた。若井会長は会見後の取材に対し、「北海道新幹線の始発・終点駅(新函館北斗)に一番興味が湧いたということだと思う。問題はこれから。通年で共同の取り組みを続けていけば、一層の来客に結びつくのではないか」と述べた。
(東奥日報社)

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